Interview 07

誇れる仲間たちと共に歩み続ける

43期 パートナー

川﨑 清隆 プロフィール

川﨑 清隆

これまでの弁護士人生を振り返って、印象に残っている案件を教えてください。

私が弁護士になったのは1991年で、今年で弁護士35年目になります。企業法務を中心に様々な案件に取り組んできましたが、中でも印象に残っている案件は、大和銀行ニューヨーク事件に関する株主代表訴訟です。

大和銀行(現・りそな銀行)のニューヨーク支店で、従業員であるトレーダーが、証券取引で巨額の損失を出し、その穴埋めのために不適切な簿外取引等をして、損失は最終的に約1100億円に達しました。大和銀行はアメリカの銀行当局に対する不正報告等で刑事訴追され、司法取引の結果、罰金3億4000万ドル(約350億円)を払い、アメリカから撤退しました。

その後、当時の経営陣に対して株主代表訴訟が提起され、一審の大阪地方裁判所は、被告のうち11名に対して、総額で800億円を超える損害賠償を命じました。会社の役員個人に対して、このような巨額の賠償が命じられたことは前例がなく、世の中を震撼させました。その直後に議員立法により、役員の責任を限定できるよう法改正がなされたほどです。

私たちは、控訴審から受任しました。主張立証のため、関係役員の方々にヒアリングをして陳述書を作成し、裁判所に提出したのですが、私は、まだ30代前半という年齢で、当時の会長・頭取・副会長という銀行トップの方々を担当することになり、大変緊張感のある経験でした。準備書面も、相当長文のものになり、訴訟追行は大変でしたが、やりがいも大きいものでした。

最終的には、大幅に賠償額を減額することに成功し、総額約2億5000万円を経営陣が負担するという内容の和解で終了しましたが、会社経営者の経営判断や内部統制システム構築義務等の善管注意義務が正面から問われた、当時ではまだ珍しい案件であり、私は、実体験として多くを学ぶことができ、私の現在の仕事に繋がる大きなきっかけにもなりました。

また、その後、2003年に当事務所が東京事務所を開設する時、私は中心的に関与したのですが、その際にも、株主代表訴訟を通じて親しくなった銀行の方々に、お客様をご紹介いただいたり、事務所の運営についてアドバイスをいただいたりしました。
私にとっては、様々な意味で、思い出に残る案件です。

川﨑 清隆

現在はどのような仕事をされていますか。

様々な仕事をしていますが、私に特徴的な仕事といいますと、コーポレートガバナンス関連をはじめとして、企業の経営者に近いところでの仕事が多いと思います。
具体的には、例えば、経営判断に関する法的な意見、そのために必要な調査、取締役会の運営に関するアドバイス、株主総会対応(事務局等)があります。また、重要なM&A案件や訴訟案件をお引き受けすることにもなります。お客様の事業の内容や業界の特性に対する理解を踏まえ、お客様の戦略的パートナーとしての機能を果たせるよう努めています。時には、企業トップの人事に関わるようなご依頼、例えば、ある方に役員を辞めてもらわなければならないといった場面のサポートをすることもあります。

このように、経営に近いところでの仕事が多く、私自身も上場会社の社外役員をしていることもあって、企業経営には大変興味を持ち、日々研究もしています。弁護士の仕事は、分野を問わず、それぞれにやり甲斐がありますが、企業法務はダイナミックであり、自分が助言したり関わったりしたことが企業の活動や社会経済に少なからずインパクトを与え、新聞記事として紹介されるようなこともあります。緊張感がありますし、大変興味深いと思います。

先生は、事務所の経営者の一員でもありますが、事務所づくりにおいて意識していることを教えてください。

当事務所のモットーとして、何がクライアントにとってベストなのかを常に真剣に考え抜くということがあります。それは、お客様の意向や要望をそのまま受け入れるということではなく、自分の経験や知見に照らして、本当に正しいことなのかを捉え直し、お客様とよく議論をして、進むべき方向を一緒に決めて、実行していくということであり、これが真の意味でのクライアントファーストだと考えています。

また、当事務所は、事務所を永続させ、長きにわたってクライアントの方々とお付き合いをし、共に成長していきたいという思いが強いので、先輩弁護士から後輩弁護士に、知見や経験、さらにはお客様とのつながりを円滑に承継したいと考えています。そのために様々な工夫をしており、早い段階から、若手弁護士に直接お客様とやり取りをしてもらっていますし、お客様との懇親の場にも積極的に参加してもらっています。弁護士35年目の私自身も、入所したての弁護士とチームを組み、直接やりとりしながら仕事をしており、若い弁護士の意見や考えを聞き、最近の動向について教えてもらうのは、とても楽しいことです。

少し抽象的な質問になりますが、先生が誇れるものは何でしょうか。

一つはこの事務所の仲間です。当事務所の仲間は、真のクライアントファーストを実践しようと、日夜ひたむきに仕事をしていますし、お互いのことを思いやって非常に良い人間関係を作っています。また、仕事に限らず、一緒に食事をしたり、事務所内外のイベントを一緒に楽しんだりすることも多いと思います。私は、35年間、途中に留学期間を挟んでずっと当事務所で仕事をしてきましたが、良い仲間に恵まれているという思いは一貫して持っており、これはとても幸せなことだと思います。また、後輩の採用や指導教育にも注力してきましたので、頼れる後輩の層が非常に厚くなっているということは、大変誇れることだと思います。

もう一つはお客様との人間関係です。企業、そしてその経営者や従業員の方々も含めて、非常に良い関係のお客様がたくさんあります。仕事の話だけでなく、友人としての付き合いや、人生に関するアドバイスをいただくようなこともあり、意見交換し合いながらお互いに成長していると感じます。お客様と良い絆が築けていることも、誇りです。

話が変わりますが、ご趣味はありますか。

私はワインが好きで、もう16年前になりますが、日本ソムリエ協会のワインエキスパートという資格を取りました。お客様や事務所の仲間たちと、ワインを飲みながら食事をするのは大変楽しい時間です。また、ワインを通じて、予想以上に人間関係が広がりましたし、例えば飲食店を経営している方々のサポートなど、仕事のご依頼に繋がってもいます。

もう一つは、歴史です。私は、世界史が好きで、世界史関連の本を読んだり、世界史の検定試験を毎年受けたりしています。世界史も、お客様とお話をする際の、よい「引き出し」となっています。最近、日本史にも手を出しており、昔を想像したり、現在とのつながりを確かめたりすることが、とても楽しく思われます。このほかにもいくつか趣味と言えるものがあり、多趣味なほうだと思います。

先生は、弁護士として35年のキャリアがあるというお話ですが、これからの展望を教えてください。

弁護士として35年、そして今年還暦を迎えましたが、まだまだ頭も体も元気ですので、引き続きお客様のお役に立てるよう、第一線で仕事をしたいと思っています。同時に、若い弁護士たちに自分の知見や経験、そしてお客様との人間関係を承継できるよう取り組みたいと考えています。

また、世の中の若い人たちが様々なチャレンジをする際のサポートに、一層、力を注ぎたいと思います。若い人たちはエネルギーにあふれていて、お話ししていると私も元気をもらえます。そこに私の経験を加味し、少しでも成功に寄与することができれば嬉しいことです。日本の社会経済を盛り上げていくためにも、若い人たちが挑戦できる機会はとても大切だと思います。

川﨑 清隆

最後に、御堂筋法律事務所への入所を検討されている皆さんにメッセージをお願いします。

当事務所は、仲間を大事にして、そしてお客様のためにベストを尽くそうという強い意志を皆が持っている事務所だと思います。仲間と一緒に、大きなプロジェクトや社会的に意義のある仕事ができると思いますし、それぞれの弁護士が自己実現できる環境があります。もしご縁があって当事務所にお越しいただけたら、ご自身の個性を大事に活かしながら、思う存分活動していただきたいと思います。

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